在宅サービス

2021年6月1日

認知症予防のためにできること

現在、香川県では新型コロナウイルスの感染が急速に拡大し、県民に対して不要不急の外出を控えるよう協力要請が出されています。家に閉じこもりがちになることで高齢者の運動不足による体力や筋力の低下が懸念されますが、それと同時に注意しなければならないのが「認知症の発症・進行リスクの増加」です。人と会わない、会話をしない時間が増え、また旅行や映画鑑賞といった趣味活動の機会が減少している状態は外部からの刺激を受ける機会が少なく、認知症の発症や進行のリスクを高めます。予防のためには①運動、②趣味活動や知的活動、③コミュニケーションを心がけることが重要になります。体を動かす事は認知症予防に大変効果的であり、自宅内でも可能なラジオ体操や椅子からの立ち座り、スクワットなどがおすすめです。またこの機会に絵や俳句、パズルなど、手や脳を使う趣味を始めてみてはいかがでしょうか。日記をつけてみるのも良いですね。そして遠方で会えないご家族や友人と、電話や顔が見えるネット通信などを使って連絡をとる機会を増やしてみましょう。認知症の方は相手の表情が分からないと不安になりやすいので、ビデオ通話であればマスクを取って互いの顔を見てお話する事をおすすめします。大変な時期ですが、可能な限りこれまでの生活リズムを保ち、三密を避けながら人との交流を継続しつつ皆で乗り越えてゆきましょう。

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