Miyake Medical Institute Group

セントラルパーククリニック

検査項目の解説

■AGEs
中指を30~60秒間挿入するだけで測定できます。生活習慣を見直すきっかけとなる検査です。
AGEsとは、食事などで過剰に摂取した糖とヒトの体を主に構成しているタンパク質が結びつくことで生成される物質で、最終糖化産物と呼ばれ、人の加齢現象や健康にかかわってきます。
肌、血管、骨なども主にタンパク質から出来ており、このタンパク質と糖が結びついて、糖化が進むとタンパク質は本来の働きが出来なくなり、この機能に様々な変化が生じます。
健康的な生活を送っている人は加齢に伴うAGEsの蓄積はそれほど多くありませんが、不適切な食生活や運動習慣、運動不足などにより、不健全な生活をしている人はAGEsの蓄積は急激に増加していきます。そのため、AGEsスコアは「生活習慣の成績表」ともいえます。
AGEsスコアは生活習慣の改善に伴い変化します。適切な生活習慣を維持するため、定期的な測定をお勧めします。

■標準体重
BMI=22となる場合の体重のことです。

■BMI (body mass index)
身長から見た体重の割合を表す体格指数で、体重(Kg)/身長(m)2で計算します。統計的に、BMI=22のとき、高血圧症・高脂血症・肝障害の有病率が最も低くなるとされています。しかし、BMIには内臓肥満が表れにくいという欠点があるため、メタボリックシンドロームの判定基準には、腹囲の結果が用いられます。
やせ 18.4以下
普通 18.5~24.9
肥満度1 25.0~29.9
肥満度2 30.0~34.9
肥満度3 35.0~39.9
肥満度4 40.0以上

■肥満度
標準体重を100とした場合の体重の増減(%)をあらわす数値です。

■体脂肪率
体内に蓄積された脂肪が、体重に占める割合のことで、体脂肪率(%)=体脂肪量(Kg)÷体重(Kg)×100で計算します。体脂肪が過剰に蓄積された状態が肥満とされています。

■腹囲
立位で、軽く息を吐き、おへその高さで測定します。脂肪蓄積が顕著でおへそが下がっている場合、肋骨の一番下と骨盤のでっぱりの中点で測ります。

■色覚
色覚異常を判定するための検査で、色の差を識別する能力を調べます。

■眼圧
眼球の中は房水という液体で圧力が保たれています。
高値 高眼圧症や緑内障の疑い
ただし、一部の緑内障(正常眼圧緑内障)では、高値を示さない場合もあります。

■眼底
瞳孔の奥にある眼底の血管は、外部から直接観察できる唯一の血管です。網膜の病気(網膜剥離、眼底出血、緑内障など)を発見できるだけでなく、高血圧や糖尿病による血管の変化も観察でき、動脈硬化、高血圧症、糖尿病合併症などの診断・予防に役立ちます。

■聴力検査
会話法またはオージオ(1000Hz・4000Hz)    
低音と高音の両者が聞こえるかを調べます。Hzは音の高低、dBは音の大小を表しています。
高音域は年齢と共に聞こえにくくなる傾向があります。また、大きな音の出る環境で作業をしている場合は、低・高音域共に聞こえにくくなる場合があります。

■血圧
高血圧は、動脈硬化、脳卒中、心臓病、腎臓病など重大な病気の危険因子です。低血圧は、無症状の場合もありますが、めまい、倦怠感、動悸、立ちくらみ、食欲不振、肩こり、冷え性などの原因となるほか、寝起きが悪い、朝は元気が出ないといった症状にもつながります。

■脈拍
脈拍数を測ることで、心臓や血管のおおよその状態を把握できます。ストレスや疲労などからも、脈拍数が多くなることがありますが、常に異常高値を示す場合、心筋梗塞、狭心症、バセドウ病(甲状腺機能亢進症)などが疑われます。逆に、スポーツ経験者などは、脈拍数が少なくなる傾向にあります。

■心電図(安静時)
心臓の拍動に伴って生じる微細な電流を記録し、その波形から心臓の状態を調べます。不整脈、心肥大、心筋虚血、心筋梗塞、狭心症などの診断に役立ちます。

■心電図(運動負荷時)
運動後の心臓の状態を調べる検査です。安静時に異常がなくても、心臓に負荷がかかった状態では、不整脈などや、心筋へ血液が十分にいかない状態が起こり、心電図に変化が表れます。当施設ではマスター2階段法を取り入れています。安静時の心電図を測り、その後は3分間音に合わせて階段昇降運動を行い、運動後の心電図を測ります。

■動脈硬化検査
血管の硬さ、下肢血管の詰まり具合の2つを数値化します。

■CAVI
大動脈を含む「心臓から足首まで」の動脈の硬さを反映する指標です。
高値 動脈硬化の疑い

■ABI
足首と上腕の血圧の比を測定して、動脈のつまり具合を調べます。
低値 動脈狭窄の疑い

■胸部X線
呼吸器疾患の有無や、心臓、大動脈、脊柱などの状態を調べます。

■胸部CT
胸部X線写真だけでは発見が難しい微細な病気も発見することができます。

■喀痰細胞診
痰に含まれる成分を分析し、肺炎や気管支炎の原因になっている病原体の特定や、がん細胞(肺がん)の有無を調べます。

■肺活量 VC
空気を胸いっぱいに吸い込み、それをゆっくり全て吐き出したときの量を測ります。

■努力性肺活量 FVC
空気を胸いっぱいに吸い込み、それを一気に全て吐き出したときの量を測ります。

■予測肺活量
年齢、性別、身長から統計的に算出した、標準的な肺活量です。

■%肺活量
予測肺活量に対しての、肺活量の比率です。
低値 肺が空気を取り込む容量が少なくなる拘束性肺機能障害(肺結核・肺線維症等)が疑われます。

■1秒量
努力性肺活量のうち最初の1秒間に吐き出された量です。

■1秒率
1秒量の比率です。
低値 空気の通り道が狭くなる閉塞性肺機能障害(COPD:気管支喘息、気管支拡張症など)が疑われます。

■%-秒量
予測1秒量に対する比率です。
COPDの場合に、その病期(軽度~高度)を分類するために使用する項目です。

■肺年齢
肺機能を統計的に分析し、年齢で表現したものです。

■上部消化管X線
消化管の形状に異常がないか、内壁に病変がないかなどをみて、がんや潰瘍、炎症の有無などを調べます。造影剤(バリウム)を飲み、発泡剤で胃を膨らませてからX線撮影を行います。

■上部消化管内視鏡
内視鏡を使用し、食道・胃・十二指腸の粘膜の状態、がんや潰瘍、炎症の有無などを調べます。

■直腸診
指を肛門に挿入し、病変の有無を調べます。

■腹部超音波
超音波を使用し、肝臓・膵臓・胆のう・脾臓・腎像の腫瘍の有無や結石などの有無・大きさなど、腹部の状態を調べます。

■腹部CT
コンピュータと放射線を使用し、短時間かつ高精度で、腹部の断層画像を作成します。腹部超音波だけでは発見が難しい、微細な病気も早期発見することができます。

■便潜血
便に血液が混じっていないかどうかを調べます。
陽性の場合、主に消化管の潰瘍やポリープ、がんからの出血が疑われますが、鼻血や歯茎の出血、痔などの影響で陽性となる場合もあり、診断するためには、再検査や内視鏡・X線検査などを行う必要があります。

■便中卵検査(塗抹法)
寄生虫に感染していないか、検便によって便中の虫卵の有無を調べます。

血液検査・尿検査   
検査結果に影響しますので、飲食は前日の21時までに済ませていただきます。

血液一般

■白血球数 WBC
白血球は細菌などから身体を守る働きがあります。
高値 扁桃炎や肺炎などの炎症性疾患や白血病などの疑い
    喫煙者も高値になりやすい
低値 身体の防御反応が低下し、病原体に感染しやすくなる

■赤血球数 RBC
赤血球は肺で取り入れた酸素を全身へ運び、不要となった二酸化炭素を回収して肺へ送る働きがあります。
高値 多血症の疑い
低値 ほとんどが「貧血」と呼ばれる状態

■ヘモグロビン Hb(血色素)
ヘモグロビンは赤血球に含まれるヘム蛋白質であり、酸素の運搬をしています。
低値 鉄欠乏性貧血などの疑い 

■ヘマトクリット Ht
血液全体に占める赤血球の割合をヘマトクリットといいます。
高値 多血症、脱水の疑い
低値 鉄欠乏性貧血などの疑い

■MCV/MCH/MCHC
これらは、貧血の分類に必要な項目です。
MCVは赤血球の体積を表します。
MCHは赤血球に含まれる血色素量を表します。
MCHCは赤血球体積に対する血色素量の割合を表します。

■血小板数 PLT
血小板は出血した部位に粘着して出血を止める働きがあります。
高値 血液が固まりやすくなり、脳梗塞や心筋梗塞などの危険性が高くなる
低値 血液が固まりにくいため、出血が止まりにくくなる

■網赤血球
網赤血球は骨髄で作られたばかりの若い赤血球のことで、通常の末梢血中にはあまり存在しません。
高値 溶血性貧血の疑い
低値 再生不良性貧血の疑い

■白血球分類
白血球は5つの重要な分画(血液像)から構成されています。通常、各分画は白血球中で一定の比率を保って存在していますが、異常が発生すると、その比率に変化が現れます。その比率の増減を調べます。

糖代謝

■血糖(空腹時)
糖は血液中のブドウ糖のことです。
高値 糖尿病、膵炎、肝炎などの疑い
低値 肝硬変やインスリノーマなどの疑い

■HbA1c
HbA1cは過去1~2ヶ月の平均的な血糖の状態を表しています。

高値 糖尿病、腎不全などの疑い
低値 肝硬変、溶血性貧血などの疑い

■インスリン
インスリンは膵臓から分泌されるホルモンで血糖の濃度を調節する働きがあります。
低値 糖尿病

■尿糖
尿糖は血液中のブドウ糖が尿中に漏出したものです。腎臓は、糖をあまり尿中に漏出しない仕組みになっていますが、糖の処理能力が限度を超えると(血糖値が160~180mg/dl以上)尿中に糖が漏出してきます。
陽性 糖尿病の疑い

■糖負荷試験
糖負荷試験は225mlのブドウ糖入りの甘い微炭酸ジュースを飲んだ後、血糖値・尿糖の推移を測定し、血糖の調節能力を調べます。糖尿病の診断に用いられます。採尿や採血を繰り返し、2時間後に検査終了となります。

脂質代謝

総コレステロール血液中にはコレステロールという脂質が含まれています。ホルモンや細胞膜をつくるうえで大切なものですが、増えすぎると動脈硬化を進め、心筋梗塞などにもつながります。
陽性 糖尿病の疑い高値 高コレステロール血症、動脈硬化、糖尿病、脂肪肝などの疑い
低値 肝硬変、肝臓がん、栄養障害、甲状腺機能亢進症などの疑い

■中性脂肪(トリグリセライド:TG)
中性脂肪は皮下脂肪として体内に貯蓄されるものです。
高値 糖尿病、アルコール性肝障害などの疑い、動脈硬化性疾患へとつながる危険性が高く注意が必要
低値 肝疾患、低栄養、甲状腺機能亢進症などの疑い

■HDLコレステロール
善玉コレステロール」と呼ばれ、虚血性心疾患や脳血管疾患の発症と相関があります。
低値 肝臓疾患、低栄養などの疑い

■LDLコレステロール
「悪玉コレステロール」と呼ばれます。LDLコレステロールが多すぎると血管壁に蓄積します。
高値 動脈硬化、糖尿病、肥満症、ネフローゼ症候群などの疑い
低値 肝障害などの疑い

肝・胆機能

AST(GOT)・ALT(GPT)
心筋、肝臓、骨格筋、腎臓などに多く存在する酵素です。
高値 肝炎、肝硬変、脂肪肝などの可能性
ASTが高値でALTが正常の場合、急性心筋梗塞の可能性があります。
また、ASTがALTより少ない場合、脂肪肝の可能性があります。

■γ-GTP
γ-GTPは肝臓や胆道に異常があると血液中の数値が上昇します。
高値 アルコールによる肝障害などの可能性

 

■TTT(チモール混濁試験)・ZTT(硫酸亜鉛試験)
肝機能検査のスクリーニングに用いられています。
TTT高値 A型肝炎、慢性活動性肝炎、肝硬変脂肪肝などの可能性
ZTT高値 肝炎、肝硬変、肝がん、脂肪肝などの可能性

■ALP
ALPは肝臓や骨、小腸、胎盤などに多く含まれ、これらの臓器がダメージを受けると血液中に流れ出してきます。
高値 肝炎、肝硬変、悪性腫瘍の可能性

■LAP
LAPは胆道に障害があると、異常高値を示しますが、診断は他の指標と併せて行う必要があります。

■総ビリルビン(T-Bil)・直接ビリルビン(D-Bil)
ビリルビンは血液中に含まれている黄色い色素です。肝臓障害などで黄疸の症状が出たときに体が黄色くなるのは、ビリルビンの異常増加によるものです。
総ビリルビン高値 肝炎、肝硬変、溶血性疾患、悪性疾患、胆石による胆管閉塞などの可能性。軽度の上昇では、体質性黄疸のこともある
総ビリルビン・直接ビリルビンがともに高値 肝炎や胆石、胆道がんなどの疑い
総ビリルビン高値・直接ビリルビン正常 溶血性貧血などの疑い

■LD(LDH)
LDは体内で糖分がエネルギーに転換されるときに働く酵素の一種であり、あらゆる細胞に存在します。肝臓や腎臓、心筋、骨格筋、赤血球などに特に多く含まれています。
高値 心筋梗塞、悪性貧血、白血病、急性肝炎の可能性

■コリンエステラーゼ
コリンエステラーゼは体内で働く酵素の一種です。アルブミンと同様に肝臓だけで産生されています。
低値 栄養不足、肝臓障害、ネフローゼ症候群、悪性腫瘍などの可能性

■HBs抗原/抗体
急性肝炎や肝硬変、肝臓がんへと進展する慢性肝炎を引き起こすB型肝炎ウイルス(HBV)に感染しているか、あるいは以前に感染したことがあるかを調べます。

■HCV抗体
C型肝炎ウイルスに感染しているか、あるいは以前に感染したことがあるかを調べます。C型肝炎は進行が遅く、感染後10~20年経ってから発病します。急性肝炎では症状が現れず、気づかない人が大勢います。その後、ほとんどの人が、ウイルスが排除されないまま無症候性キャリア(体内にウイルスがいるが障害がみられない状態)や慢性肝炎に移行します。

膵機能

■血清/尿中アミラーゼ
消化を行う酵素の一種です。
高値 膵炎、腹膜炎、腸閉塞などの可能性
低値 肝硬変、糖尿病などの可能性

血清アミラーゼが正常でも、腎臓に障害があると、尿中アミラーゼは血清アミラーゼより低くなります。

■尿酸
尿酸はプリン体の最終代謝産物で、通常は尿とともに体外に排出されますが、生産過剰あるいは排出不良の場合、血中の尿酸値が高くなります。また、尿酸は痛風の原因となるものです。
高値 腎機能障害などの疑い
 
■総蛋白 TP
血液中の総蛋白の量を表します。
高値 肝硬変、慢性肝炎、悪性腫瘍などの可能性
低値 ネフローゼ症候群などの可能性

■威嚇アルブミン Alb
アルブミンは肝臓で作られる蛋白質であり、栄養状態の指標になります。
高値 脱水の疑い
低値 ネフローゼ症候群や肝機能障害の疑い

■A/G比
A/Gはアルブミンとグロブリンの総量との比を表したもので、肝臓などの異常を知る簡便な方法です。
低値 栄養不良、ネフローゼ症候群、肝機能障害の疑い

■蛋白分画
血清中の蛋白の状態を調べます。栄養状態や病態把握に用いられます。

尿・腎機能

■尿蛋白
尿中の蛋白質を調べます。
陽性 尿路感染症、腎炎、ネフローゼ症候群などの疑い
風邪や過労などでも一時的に陽性になるほか、治療の対象とならない無症候性蛋白尿の場合もあります。

■尿潜血
尿中に血液が混じっていないかを調べます。
陽性 腎臓や尿管の炎症、結石の疑い

■尿pH
正常な尿は弱酸性であり、中性に向かうように体の調節機能が働いています。

■尿比重
尿中の水分とそれ以外の物質の割合を調べます。
高比重 ネフローゼ症候群、糖尿病などの疑い
低比重 慢性腎炎、尿崩症などの疑い

■尿沈渣
尿を遠心分離機にかけ、沈殿物を顕微鏡でみて調べます。

■ビリルビン
通常は胆汁に排出されるため、尿中に出てくることはありません。
高値 肝障害や胆道閉塞などの可能性

■ウロビリノーゲン
ビリルビンが腸内細菌によって分解されたものがウロビリノーゲンです。
正常な尿にはわずかにウロビリノーゲンが検出されます(弱陽性)。
異常値 肝臓や胆のうの異常の疑い

■ケトン体
ケトン体はブドウ糖に替わる活動のエネルギー源です。
高値 糖尿病、摂食障害など 妊娠中や運動後にも高値

■尿素窒素
尿素窒素は蛋白の代謝産物で、腎臓から尿中に排泄されます。
高値 腎不全、脱水、高蛋白食摂取、糖尿病などの可能性
低値 腎不全、低蛋白食摂取などの可能性

■クレアチニン
クレアチニンは筋肉運動のエネルギー源となるアミノ酸の一種であるクレアチンが代謝されてできた物質です。尿酸や尿素窒素と同様に老廃物のひとつです。腎臓が正常に働いていれば、尿として体外に排出されます。血液中のクレアチニンが多いということは腎機能が障害されていると考えられます。
高値 腎炎、腎不全、心不全、尿毒症、腎盂腎炎などの可能性。過運動による骨格筋の崩壊で上昇することもある
低値 尿崩症などの可能性

■eGFR
血清クレアチニン値と年齢・性別から計算します。
腎臓にある糸球体の老廃物などを取り除く能力を調べます。
低値 腎機能障害の可能性

アミノインデックス(がんリスクスクリーニング)

男性5種(胃・肺・大腸・膵臓・前立腺)
女性6腫(胃・肺・大腸・膵臓・乳・子)
血液中のアミノ酸バランスは、常にほぼ一定になるようにコントロールされていますが、病気になると、代謝のバランスが変化し、血液中のアミノ酸濃度が変動することがあります。この検査は、血液中の各種アミノ酸を測定、統計的に分析し、各種がんの可能性を予測します。

循環器系

■BNP
心臓から分泌されるホルモンの一種で、心臓に負担がかかった状態になると心臓から分泌されます。血液検査です。
高値 心筋梗塞、心不全の疑い

消化器系

■抗ヘリコバクター・ピロリIgG抗体
ピロリ菌は、胃の強い酸の中でも生きることのできる菌です。
ピロリ菌に対する抗体(ピロリ菌に感染した際、それに対抗するために産生されるもの)の有無を調べます。
胃がんにはピロリ菌感染が強く関わっていると考えられています。
ピロリ菌に感染することで、胃炎を繰り返し、胃粘膜が萎縮します。
高値 萎縮性胃炎、胃潰瘍、胃がんなどのリスクが高い。感染率は年齢が高くなるほど上昇します。

■ペプシノーゲン
胃がんへと進行するリスクの高い萎縮性胃炎の程度を調べることで、その人が「胃がんになりやすいかどうか」を調べます。

■胃がんリスクスクリーニング検査(ABC検診)
ヘリコバクター・ピロリ抗体検査とペプシノゲンを調べ、胃がんになりやすいか否かをリスク(危険度)分類します。リスク判定の信頼度は高い検査です。
胃がんになりやすい人は、ヘリコバクター・ピロリ菌の感染により胃粘膜の萎縮が進んだ人であることがわかっています。
ABC検診は、ピロリ菌の感染と胃粘膜の萎縮の程度を同時に調べる検査です(胃がんを直接発見する検査ではありません)。

腫瘍マーカー検査

がんが進行すると、健康時にはほとんどみられなかった特殊な物質が血液中で増加することがあります。これらは腫瘍マーカーと呼ばれ、画像検査との組み合わせによってがんの診断の補助的役割を果たすことができます。各腫瘍マーカーにより、疑われる病名は以下の通りです。
CEA       大腸・胃・肺など
AFP       肝臓など
CA19-9      膵臓・胆道など
CA125       卵巣など(女性)
PSA           前立腺(男性)
SCC抗原     肺・食道など
SYFRA21-1 肺など
CA15-3      乳腺・卵巣など(女性)
p53抗体    食道・大腸など
※腫瘍マーカーを測定したからといって、従来のがん検診を受けなくても良いというわけではありません。

甲状腺検査

代謝や自律神経をコントロールしている甲状腺ホルモンを調べます。患者は女性が多く、「疲れやすい」「急に太った」「急にやせた」などのとき、その原因である場合があります。
■FT3・FT4
甲状腺から分泌されるホルモンです。
高値 甲状腺機能亢進症(バセドウ病)の疑い
低値 甲状腺機能低下症(橋本病)の疑い

■TSH
甲状腺ホルモンの分泌を調整するホルモンです。FT3/FT4の分泌量に関わります。

炎症

■CRP
炎症時に血清中に増加する蛋白質です。多くの場合、白血球も増加します。

■血沈
主に炎症を伴う病気の有無や程度がわかります。

感染症・免疫

■TPHA・RPR(梅毒の検査)
梅毒の有無、既往を調べます。ただし結核や膠原病など梅毒以外でも陽性になることがあり、これを生物学的偽陽性といいます。陽性の場合は区別するために精密検査が必要です。

■RF(リウマチの検査)
関節リウマチは関節滑膜を炎症の主とする慢性の炎症性疾患です。
この検査では関節リウマチの因子を検出します。

■ASO(溶連菌感染症の検査)
高熱や関節痛を起こす病原菌として知られている溶連菌の有無を調べます。
高値 リウマチ熱、急性糸球体腎炎、扁桃炎、血管性紫斑病などの疑い

アレルギー反応検査

■IgE抗体
特定の物質に限らず、アレルギー体質かどうかを調べます。

■ハウスダスト・ダニ・スギ・ヒノキ
各種抗原(アレルギーの原因)に対する抗体量を調べます。

■ウイルス抗体価検査

ウイルス抗体検査とは、ウイルスに感染したときに体内に生じる抗体を検出することによって、ウイルスに感染したかどうかを調べる検査です。
下記以外に、HBs抗体やHCV抗体検査などもウイルス抗体価検査にあたります。
抗体価が低い場合、ワクチンの予防接種をお勧めします。

■麻疹抗体(はしかの検査)
麻疹は麻疹ウイルスによって起こる急性の全身感染症で、感染力は非常に強いといわれています。流行は春先から初夏にかけてです。感染すると、発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が現れ、39℃以上の高熱と発疹が出現します。免疫を持っていない人が感染するとほぼ100%発症し、一度感染して発症すると一生免疫が持続するといわれています。

■風疹抗体(三日はしかの検査)
風疹は風疹ウイルスによって起こる急性の発疹性感染症です。流行は春先から初夏にかけてです。大人がかかると、発熱や発疹の期間が子供に比べて長く、関節痛がひどいことが多いといわれています。妊娠初期の女性が風疹にかかると、胎児がウイルスに感染し、難聴・心疾患・白内障・精神や身体の発達の遅れなどの障害をもった赤ちゃんが生まれる可能性があります。

■水痘抗体(水疱瘡の検査)
水痘は水痘ウイルスによっておこる発疹性感染症です。発疹の出現する前から発熱が認められます。発疹は紅斑(皮膚表面が赤くなること)から始まり、水疱、膿疱(粘度のある液体が含まれる水疱)を経て痂皮化(かさぶたになること)して治癒するとされています。成人でも稀にみられ、発症した場合、重症化するリスクが高いです。

■ムンプス抗体(流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)の検査)
流行性耳下腺炎はムンプスウイルスにより耳下腺が腫脹する感染症です。発熱に伴い、耳下腺が腫脹し、ものを噛むときに顎に痛みを訴えることが多いといわれています。

■電解質検査 Na K Cl Mg Ca P
血液中の+イオンと-イオンはバランスを保ちながら存在し、血液の浸透圧を保っています。
病気になると、このバランスが崩れ、体内が酸性になったり(アシドーシス)、アルカリ性になったり(アルカローシス)します。
この検査では、各種イオン濃度を測定し、バランスの崩れを調べて体内の障害を診断するのに役立ちます。また、体内の水分量の調節は腎臓が担っているため、腎障害の発見にもつながります。
Na:体の水分量を調節
K :筋肉や神経に関係
Cl:体内に酸素を供給
Ca:骨や歯の形成、神経刺激の伝達、血液凝固に関係
Mg:Ca濃度調節に関係
P :内分泌機能や骨代謝に関係

その他

■血清鉄・フェリチン
血清鉄は血液中の鉄分であり、赤血球中に含まれるヘモグロビンの作る材料となります。
フェリチンは、鉄分を貯蔵できる蛋白で、肝臓・脾臓・心臓など各臓器に存在します。細胞内に鉄を貯蔵することで血清鉄の量を維持しています。
高値 甲状腺機能亢進症(バセドウ病)の疑い高値 再生不良性貧血などの疑い
低値 鉄欠乏性貧血などの疑い

■CPK (クレアチニンホスホキナーゼ)
体内でのエネルギー代謝に関わっている酵素です。主に骨格筋・心筋・平滑筋・脳などに多く存在し、これらの組織が障害をうけると、CPKが細胞から血液中に流れ出し、高値を示します。

■血液型
日本人では、A型4割、O型3割、B型2割、AB型1割といわれています。マイクロプレート法にて自動で検査しています。

 

■骨密度検査   
骨粗鬆症の有無を調べます。骨粗鬆症は更年期以降の女性や無理なダイエットをする女性に多くみられますが、高齢になると男性にも増えてきます。当院では前腕・DEXA法(精度が高く体格などに左右されにくい測定法)で測定します。

■骨密度
単位体積あたりの骨量を測定します。

■若年者平均値比
骨量を若年代(20―40歳)の平均値と比較します。

■同年代平均値比
骨量を同年代の平均値と比較します。

頭部CT
コンピュータと放射線を使用し、短時間かつ高精度で、頭部の断層画像を作成します。脳腫瘍や脳梗塞の早期発見につながります。

■内蔵脂肪測定検査(Fat Scan)
CTでおへそ辺りを数枚撮影し、見た目や体重・腹囲だけではわからない、内臓脂肪や皮下脂肪の量を調べます。糖尿病や高血圧、高脂血症などの生活習慣病が気になる方や運動不足な方、運動効果をみたい方などにお勧めします。

体組成計測   
身体を構成する組成分は大きく分けて「水分」「脂肪」「筋肉」「骨」になります。体組成のバランスが崩れると、生活習慣病や体調の乱れにつながります。肥満や生活習慣病の予防・改善には、まず自分の身体の状態を「知る」ことが大切です。体組成を計測し、日々の健康管理と維持・増進を心掛けてみてはどうでしょう。

■運動機能検査   
併設している健康増進施設 サラマンダーにて行う特有の検査です。上体おこし、握力、背筋力、垂直跳び、全身反応、閉眼片足立ち、長座体前屈、最大酸素摂取量の8つの運動を行い、評価します。運動や体力などについてコメントやアドバイスも受け取ることができます。

■子宮頸がん検査・婦人科超音波検査   
膣口から細い器具を挿入し、子宮頸部の粘膜から細胞を採取して、顕微鏡で調べます。子宮頸がんの早期発見につながります。
検査前は排便・排尿をすませ、リラックスして受けましょう。

■子宮頸がん検査・婦人科超音波検査   
膣口から細い器具を挿入し、子宮頸部の粘膜から細胞を採取して、顕微鏡で調べます。子宮頸がんの早期発見につながります。
検査前は排便・排尿をすませ、リラックスして受けましょう。

セントラルパーククリニック

TEL 087-863-4560
FAX 087-863-3822

お問い合わせ時間 8:00~16:00

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