三宅リハビリテーション病院

2024年4月5日

言語聴覚療法の介入による舌圧変化について

言語聴覚療法による舌圧変化を「JMS舌圧測定器」という機器を用いて確認しました。
対象は、むせなどの症状、嚥下造影検査による異常で食事形態に制限があった患者様17名です。
平均年齢は78.8歳、入院日数の平均は63.7日で、入院時の評価では17名のうち13名が低舌圧という結果でした。舌圧は食形態や食べこぼし、むせなどに関連があるとされており、30kPa未満の場合に低舌圧と判断されます。また、栄養状態を確認するツール(MNA-sf)の評価において低栄養状態もしくは低栄養リスクがある患者様は94.1%と非常に高い割合でした。
言語聴覚療法の介入により、初回評価と最終評価では舌圧の平均が24.6kPaから37.0kPaに向上しています。今後も食事形態や低栄養状態の改善を図り、介入による変化を数値化して客観的に判断していきたいと思います。

お知らせ一覧

© Copyright 2019 Miyake Medical Institute Group. All rights reserved.

PAGE TOP